委員紹介
佐中 孜(さなか つとむ)
医師(腎臓内科)
私は昭和46年に私の先祖が眠る境港市から17km南に位置する鳥取大学医学部を卒業しました。そして、2年間の内科研修の後、恩師杉野信博先生、故太田和夫先生が率いる東京女子医科大学人工腎臓センター(現在の腎臓病総合医療センター)に入局させていただくと、直ちに与えられたのが、未だ臨床応用される前のダイアライザの動物モデルによる性能評価でした。その後は次々と治験を依頼されました。膜素材や設計思想のダイアライザをはじめ、透析療法関連の薬剤に囲まれ、目まぐるしい毎日でしたが、 常に、時代の最先端にいることができました。最後は厚生労働省からESA製剤の開発ガイドラインの総まとめ役までも仰せつかりました。これからのESA製剤は私達が提案したガイドラインに沿って治験が組まれることになるのです。そう考えると、実に重大な任務を与えられたということになります。こうして、38.5年の東京女子医科大学での使命を大過なく果たし、平成23年に定年退職することができました。今回はNPO法人の一員に参画させて頂くことになりました。我が国の薬剤の治験が適切に実施されるよう、常に緊張感をもって与えられた任務を全うすべく決意を新たにしております。
略歴
- 1971年
- 鳥取大学医学部卒業
- 1974年
- 東京女子医科大学医学博士取得
- 1980年
- カリフォルニア州立大学リサーチフェロー
- 1983年
- 東京女子医科大学医学部講師
- 1987年
- ニューヨーク州立大学客員研究員
- 1990年
- 東京女子医科大学医学部助教授
- 1998年
- 東京女子医科大学医学部教授
- 2011年
- 日本大学医学部客員教授
メディカルプラザ篠崎駅西口院長
江戸川病院生活習慣病CKDセンター長
- 2013年
- メディカルプラザ市川駅院長
江戸川病院生活習慣病CKDセンター長